Nさん念願の早稲田大文学部に合格。彼女の文学的な才能が活かせる、そしてチャンスがあるお似合いの大学だ。合格進学おめでとう!!(2022.12.1)
- Nさんに現代文の学習をしたい方へ参考書のお勧め勉強法をレビューしてもらいました。
- 現代文解釈の基礎 着眼と考え方
英検準1級合格!
英検準1級は「学習をやり抜く力」の証し
高3Nさん。文化活動の長崎県代表として、第46 回全国高等学校総合文化祭「とうきょう総文2022」に参加した。
ジャーナリスト志望のNさんは文学部を目指している。これまでの活動経験を活かして総合型選抜で受験予定だ。学校の学習評価は申し分ない。しかし目指す大学の受験生はNさんのような人ばかり。私は英検準1級を取得させて、Nさんの「学習をやり抜く力」をアピールしたかった。
3度目の挑戦
君は合格する。だから、やり抜いてくれ。
今までの受検者が語彙力で苦労していたので、意識的に取り組んでもらい6月第1回英検を受検した。甲斐あって筆記は得点できたが、リスニングで失点し不合格。
8月はS-CBT(Computer Based Testing:コンピュータを利用した試験)で21,28日と2週続けて受検。リスニングを鍛えてからのチャレンジだ。21日の試験を終えて
Nさん:「前回より明らかに手応えがありました。リスニングも合格ラインを超えたのではと思っています。ただスピーキングが不安です。28日の受検までにスピーキングの強化に努めます」
竹下:「君は合格する。だから、やり抜いてくれ。」
Nさん:「はい、大丈夫です。当日まで気を緩めずに頑張ります」
........そして9月下旬、3度目の挑戦で待望の合格の報せが届いた。
自分の興味関心や将来の目標は大学の学びにつながっている。それに気づいた人は勉強の動機づけが強い。Nさんを紹介し、皆さんが自分の興味関心を振り返ってくれることを期待している。
君の興味関心の延長に、専門の学問分野がある。
英検を終えた8/31,帰省中の私の長女がNさんの志望理由書にアドバイスした。長女は一橋大で公共政策を研究中のママさん大学院生。早稲田大政経を卒業して新聞社に就職、新聞記者として働いている。「娘が志望理由書の相談に乗れそうだよ」と伝えると、Nさんはすでに学校に提出しているA4で2枚半分の志望理由書を、もの凄い勢いで再現した。(写真下)
人文社会学科でジェンダーや宗教について研究したいNさん。彼女の志望理由書を読んで長女は最初、何かを引用したのかな、と感じたそうだ。専門性が高かったのだ。Nさんの話に感心し、持参していた国際条約集の欧州連合条約のページをひろげて、「欧州では少数者の権利を条約で明確に定めているんだよ」と話しだした。Nさんの志望理由に関わることがこの条約集に書かれていたのである(写真下)。
それはこの数日長女がオンラインで受講した講義の話題だった。Nさんの興味関心は一橋大の公共政策の授業につながっていた。
Nさんの英検準1級取得は、大学受験だけでなく、進学後の学びを大いに助けることになるだろう。何より、2度の不合格からその原因を振り返って対処し、3度挑戦した経験を自信にしてほしい。経験はすべて未来への糧だ。
- 数学塾から目指す、英検準1級九大書籍部にもあった「英検準1級コーナー」
- Nさんが利用した問題集
定番の上2冊と塾推奨のつきっきりシリーズの3冊を巡回学習した。答えを覚えたため、2回目受験の2週間前に右下の問題集を追加した。