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「現代文解釈の基礎」は、長崎市の真未来塾の小池先生の人生を変えた参考書。高校入学したばかりの5月、現代文が苦手で国語の先生に相談して取り組みました。「年が明け高1の1月、初めて実力テストの国語で学年1位に。センター試験の国語も満点でした。」そうです。
2021.11月に新訂版がでており、早稲田大文学部進学の諫高3Nさんに、勉強がてらレビューをお願いしました。どのように皆さんに勉強を進めてもらうか竹下が計画中。勉強したい人はご相談ください。
amazonでも高評価(258名の平均4.4)の一冊です。
現代文解釈の基礎(ちくま学芸文庫) 1,650円
Nさんのレビュー
「文学的な文章」「論理的な文章」とに大別し、それぞれの読解のコツが項目ごとにまとめられている。
文学的な文章は、筆者の意図や主題をつかむ方法など、比較的広い意味での「読解」の方法が説明されている印象。論理的な文章は注意すべき指示語や接続詞などについても触れられており、テクニカルな説明が見られる。
- 基本的に、
- 各項目の要点まとめ
- 解説付きの例文
- 練習問題 の流れで学習を進めることができる。30分を目安に1セットを学習できる。
小説・評論ともに、著名な作家の平易な文章が多く、解説付きであれば、中高生は十分に理解できる難易度である。
- 評論に関しては、
- 西洋・東洋の比較
- 権利
- 幸福とは など、
授業や模擬試験、入試でも扱われやすいテーマのものが多いので、これらを解説付きで読むだけでも基礎知識をつける、対比型の文章に慣れる 、などの点でプラスだと思われる。
一般的な参考書よりも文芸書的な要素が強く、文章量も多い。「文章を読むこと自体は嫌いではないが問題を解くのが苦手」な生徒にはお勧めできるが、「長い文章を読むことそのものが苦手」な生徒には読破自体が困難な可能性もある。
個人的に、特に「文学的な文章」の章は、中学2、3年生に読んで欲しいと思った。「論理的な文章」の章は、入試などにおいてより効率の良い処理を求められる高校生にお勧めしたい。
タイトル通り、現代文の”解釈の基礎”について、わかりやすく学べる良い書籍だと思います。