2018年5月26日土曜日

AI先生の指導力




 高校生たちがAI先生と学習しています。AI先生は子供たちの弱点を正確に評価し適切な復習をアドバイスします。

竹下が連続3時間 AI先生で数Ⅲ「2次曲線」を勉強しました。問いに答えていきます。正解が続き気持ちよく勉強できました。必要なところだけ動画で学べばいいので合理的です。

 苦手な子は多くの復習を指示されるでしょう。苦労します。でもそれはその子に必要な試練なのです。
 入試基本レベルの問題集2冊を2巡するほど真面目な高校生が、『やっぱり「確率」がわからない』とAI先生で勉強しました。するとAI先生は「集合」から勉強し直しましょうと指示します。生徒にしてみれば「どうして集合?私は確率がイマイチなのに」と思うでしょう。「集合」は「確率」を支える単元です。AI先生に従って「集合」を復習して指示の意味がわかるのです。「あ、ワタシ集合ぜんぜんわかっていない」と。
 この高校生は勉強した直後にあった進研模試と県下一斉実力の確率問題をいずれも満点とりました。

 数学の勉強のコツは、まんべんなく根本から理解し解けるようにすることです。AI先生は、そのために必要なことを君に指示します。高校生に自分自身と真正面から向きあうようコーチするのです。

夏休み終わるまでに3回解きなさい 

 毎年の夏冬に塾に遊びに来てくれる広島大医学部4年の塾卒生Kさん。彼女は後期受験でA判定合格しています。センター試験95%前後の得点率が要求されます。Kさんが浪人して河合塾で大きく成績を上げたきっかけは、先生から言われた「夏休み終わるまでにこの教科書を3回解きなさい。」というアドバイスでした。

 私が今その教科書を持っています。難しいものではありません。Kさんがそれを解いて、自分の勉強は基本をあいまいにしていたと痛感したそうです。Kさんでさえも、です。

 Kさんが2017年の年末に来塾の際、青雲高3 Yさんに教科書を勉強し直すことをアドバイスしました。センター直前、Yさんは同級生がセンター試験の過去問を演習しているなか、自分だけ教科書を勉強し直しました。そしてセンター試験本番では物理100点化学96点、総合得点も自己最高点をマークして2次試験へ挑みました。

 まさにこの教科書レベルを AI先生 が突いてきます。河合塾の先生がアドバイス「3回解きなさい」は完全理解の要求です。2回じゃわかるもんか!ってところでしょうか。
 AI先生 は個々に弱点を指摘しながら、数学全体をまんべんなく根本から理解することを、淡々と推し進めます。