2024年10月21日月曜日

やり抜いたね、Hくん 真城中→西陵高→熊本大 中3ダッシュ!2019 第1志望校を母校に

 

この記事は、2018.7-2019.3 中3だったH人の中学受験から大学進学までの勉強の記録です。過去に掲載していた記事を再構成しています。




熊本大合格の報告に来てくれたHくんと。2022.3

Hくんはサッカー少年。中2で入塾。中3の8月まで部活が続き、夏休みに入っても受験勉強どころではなかった。

変わった、と感じたのは11月末。

8月後半からHくんは18時半ごろから22時半までの約4時間、毎日塾で勉強していた。塾は勉強するしかない環境だ。問題集は解きすすんでいた。

10月から実施した毎週土曜のテスト会「マイドテスト」が効いたのかもしれない。なにしろ毎週5教科予習してテストする。いやでも学力を振り返る。

11月末、理科の高校入試問題集を2か月で2巡、5教科模試6回ぶんを終えた。県立高過去問も2巡め。得点は62点から83点へ21点一気にアップした。それはHくんの巡回学習の成果だった。


11/23,24と○正解を2巡を示す理科問題集の目次。

以上2018.11.27の記事

模試の第1志望高はC判定

まだ得点力が十分ではないことはわかっていた。問題集のすべての問題を10段階自己評価していたからだ。巡回学習は順調に進んでいた。やるべきことはわかっている。

英語をなんとかしないと。

薄めの文法の基本問題集を2巡した。苦手の原因は英単語だった。12月末、私が英単語問題集を選び、学習の仕方を指定しその方法で取り組んだ。2か月で2巡(動画27秒)。高校受験直前の2月末、Hくんは徹底的に覚えた。


2019.2.20 の記事

高校受験は彼の自信 - 間違いなくうまくやることができる自己評価 - を育てた。

Hくんは西陵高に進んだ。高校での成績は2番と聞いたこともある。塾の同級生で高校進学後に英検2級を最初に取得したのはHくんだった。

高3の早い時期、九大を目指してみるかと、過去問を解かせたこともある。私が熊大を見学して雰囲気が良かったことを伝えると、その次の週だっただろうか、さっそく休日に親子で見学にいらっしゃった。

熊大を目指す。

それからのHくんはフル回転だった。授業の進度を確保しないと過去問が解けない。atama+が使い放題になってHくんは8月には数学Ⅲを学び終えた。進学主体の他校に追いついた。物理化学英語もやり抜いた。


2022大学受験直前のHくん

共通テストはD判定

共通テストの熊本大・工はD判定。10人中3人前後合格のラインだ。ベネッセはAB判定の国立大工学部はたくさん紹介していた。ABCDだけで指導する先生なら他の大学を勧めるだろう。実際私も熊大工学部でC判定の材料・応用化学を勧めていた。

しかし判定のもととなる昨年の合否追跡を調べてみると、D判定でも合否は五分五分。Hくんは2次試験の過去問をすでに解きこんでいる。


機械数理工の昨年合否追跡ではD判定でも合否は五分五分。



保護者さまにLINEで送ったコメント

保護者さまにLINEで送ったコメント

熊本大機械数理工前期。左は昨年の合否実態。共通テストC判定までほとんど合格。
Dも9人中5人合格。E判定からも合格者がいる。
このような動向から見ると、260点D判定でも受験しておかしくない。

材料・応用化学はC判定だった。
続く竹下のコメント

この動向が今年も続くかどうかは不明です。ただ、競争率は2倍を切るし、2次試験は解ける。易しいとも言っている。受験者の中で過去問対策1番徹底した、と言えるぐらい徹底してやってみれば?その価値は十分ある。

以上、お父さまにも私の意見を読んでもらって下さい。応用化学はこれからの時代電池の開発とか面白そう。車が100年に1度の大変革の時代で、半導体とか電池とかこれから3,40年、○○くんが60歳になる頃までは、化学・材料はとても面白いと思います。

このようにしてHくんは熊大・工・機械数理へ進学した。後日送られてきた入試の成績表によると、2次試験の数学の得点は7割。よくやった。

やり抜いたね、Hくん。