2022年4月10日日曜日

「なぜ僕らは働くのか」子どものために読んでみる。

「僕ら」とは、私たち大人のこと。

この本は中高生向けの本です。でも、最初に読むべきは大人です。

お父さんお母さんが、まずこの本を読んで、

  • 自分はなぜ働くのか、
  • 今の仕事は、
  • なりたかった職業?
  • 好き、得意、やりたかった仕事?
  • 幸せ、上手くいってる、頑張れる?
  • ずっと続ける?、何才まで?

と一度振り返ってはいかがでしょう。だって、子どもたちはそこを知りたいのですから。その上で、子どもたちと「なぜ僕らは働くのか」を話し合ってみるのです。

教室に置いています。
送迎の際、試読ください。

子どもたちと話しているとき、自分の価値観を押し付けている私に気づきます。いつも反省です。

大切なのは

お子さん自身の考え、感じていることを引き出すことです。一緒に本を読みながらだと、きっと話しやすいですよ。

お父さんお母さんは聞くことに徹するのです。

数千年前、 古代エジプトですでに「子どもの頃はとにかく勉強せよ。そうしないとダメな大人になってしまうぞ」と、パピルスに記した人がいます。親から説教されて、保護者さまは、子どもの頃勉強しましたか?

お子さん自身から自分の考えを引き出すには、問いかけなければなりません。そして、聞くことに徹するのです。

NHKスペシャル「知られざる大英博物館」第1集 古代エジプト編より

勉強するのはなんのため?

に対して、この本では

学校の勉強は社会で生きるための力になる。
学歴は大事だがそれがすべてではない。

と答えます。

大切なのは、自分が何をやりたいか、ちゃんと考えて生きているかどうか。
良くないのは、学校の成績を上げることだけに一生懸命になり、自分の夢ややりたい仕事について考えないこと。

と指摘します。

「なぜ僕らは働くのか」は、子どもたちが「働く」について相談したいとき、相手になってくれる本です。どんな仕事も必要だからある。いろんな価値観があることを教えてくれます。

--あとがき--

竹下は、幸せって何だろうと考えます。考えに考えて、勉強は君の力になる。と伝えたいです。何のため勉強するのか?を考えに考えて、「自由になるため」が私の結論です。