2019年2月11日月曜日

フューチャリスト宣言 ちくま新書


中学生に伝えたい

フューチャリスト宣言


 フューチャリスト宣言 (ちくま新書¥735)を紹介します。 脳科学者茂木健一郎氏と、はてな取締役梅田望夫氏の対談です。二人は1962年、60年生まれ。私には同世代の彼らの言葉がとても熱い。

「未来は予想するものではなく、創り出すものである」
「未来に明るさを託すということは、すなわち、私たち人間自身を信頼するということである」

 linuxやウィキぺディアなどオープンソースは無償奉仕の世界。無償、無料のまわりに大きなビジネスが動いています。これらは公共性や利他性がキーワードになっている、 君の職業ガイドブックにはない仕事が次々に生まれていると この本は教えてくれます。そして君たちに問いかけます。

朝から晩まで情熱を傾けられることは何か、と。

梅田氏
「朝から晩まで情熱を傾けられることは何かということを、いろいろなことを試しながら、問い続けてほしい」「これは簡単なことではないですが、試していくと、ああ自分はこれが好きだという何かにきっと出会います。」「もし君たちに好きなことが見つかって自分は本当はこういうことがやりたいんだ、と思ったら、それを貫いていいと思う。その周りに新しい職業が生まれるかもしれないんだから」
茂木氏
「プロフェッショナルの定義というのは、自分のやっていることに快楽を感じる人」「ドーパミンの上流に何を持ってくるかに関しては、ものすごく自由度が与えられている」
 ドーパミンは脳から出るホルモンです。行動に対し,快感を得ると分泌し動機付けとなります。茂木さんは、ドーパミンの分泌を促すような仕事は人それぞれ違うんだよ、と言っているのでしょうか?

 仕事は、選ぶというより出会うものかもしれません。今なりたい仕事も10年経つと古臭い仕事かもしれない。自分の可能性を信じて楽しいと思うことに没頭する自分を大事にして下さい。