自転車が乗れる。クロールが泳げる。小数の割り算が計算できる。・・・「モンテッソーリ教育」は乳児幼児の教育法です。
長崎純心大学大学院教授 相良敦子先生 お母さんの「敏感期」文春文庫は読み返すたびに学びを得ます。
- 子どもに教えたい対象をひとつだけ取り出す。
- 動作を分析し、順序だてる。
- むずかしいところを、ハッキリさせる。
- 動作を見せる間は、言葉を使わない。
- 正確に実行し、精密なところに心をこめる。
- 教えながら、教える。
- 自分からする自由を与える。
引用しながら私なりに補い解釈し次のように心がけます。
- 他のものは片づける。
- 各部分がどうなっているか、はっきり見せながら、動作は正確に、ゆっくり、順を追って
- 行き詰るところを見極めて、そこを特にていねいに分析し、正確に、はっきり、ゆっくり、くりかえし。
- 黙ってやってみせる。
- 子供は自分の行為を完成したいという強い望みをもっている。子供の心を強くひきつける。
- 子どもの間違いを訂正しながら教えてはいけない。反射的な大人の訂正に出会うと子供の心は委縮し自分の殻に閉じこもってしまう。教えて、教えて、くりかえし教えることが大切である。
- 自由に自分で考えて実行したとき初めて、その行為は自分のものとなる。そして子どもは、自分の行動の主人公になることができる。
中3の姿が 「モンテッソーリ教育」とダブりました。
毎週土曜に行う中3のテスト会「マイドテスト」。4時間かけてテストし3時間で間違いを訂正・復習。2巡め3巡めとなると試験時間は短縮、正答率が上がることを確認しながら、個々人の学習法を固めます。
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中3に伝えていることは、
- 間違った問題を本当に理解しているか、自分自身に問いかけよ。
- 問いの背景や周辺にある基礎基本をていねいに確認せよ。
- 理解していないことがわかったらその部分を教科書や参考書に戻って整理せよ。
- 基礎基本が確立すると彼らの説明がぐっとうまくなってくる。
- 1冊の問題集をすべて理解し正答すること。それが「受験勉強」であり、高校での学習の基礎となる。