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2021年8月9日月曜日

高3、共通テストトレーニング開始。やらないことを決め、数値化して学力可視化。

竹下数塾の高校生、保護者さま

明日8/10火から17火まで公立学校は閉庁期間ですね。この期間を利用して塾では「合格マッスル」を開催し、高3は本番試験を使って共通テストトレーニングを開始します。

5ヶ月後の本番試験は、夏休みまでの業者模試よりずっと難しい。4月から4ヶ月で何を習得したか振り返って下さい。5ヶ月で何ができるか考えると、本番レベルで練習を始める必要を感じるはずです。
塾のclassroomに、「共通テスト過去問トレーニング」と題したファイルに進み方を指示しています(次の画像)。高3だけでなく高12も利用できます。チャレンジしてください。

  • 理解する練習「1巡」
  • 制限時間を突破する練習「2巡」
  • 真剣テスト「3巡」

と分けて練習します。「1巡」と言っても何度も練習が必要と感じるはずです。

次の画像は2020.7月の塾通信記事。クリックして拡大します。読んで下さい。当時、長崎東高3だったSさんがセンター2017世界史を34点から95点にするまで3ヶ月半9回反復しているのがわかります(B表)。皆さんはこれに挑戦するのです。苦手の数学で個別試験を受験しました。過去問21年分解き回しました(C表)。

高校総体が終わった後の学年集会で、「どんなに頑張っても学年で100位上がるのは無理だ」という先生の話に、Sさんはショックを受けます。 部活のゴタゴタに振り回されて高2は学年最下位層にいたからです。「見返してやりたかった」。彼女は200位順位を上げました。第1志望大前期試験は25人合格に対し26位、750点満点で0.7点足らず残念ながら不合格。しかし後期は1位で合格。進学しました。

Sさんは普通の女の子。部活で疲れてよく寝てました。atama+は先に進まず挫折しました。「君」と同じです。

「200人抜き」を達成したのは、彼女が明確な目標を持っていたから。勉強面でのポイントは、次の2点でした。

  • やらないことを決めた。
  • 学習状況を細かく数値化して学力を可視化した。

高総体の頃で比較したら、今年の高3の誰より偏差値は低かったかもしれません。偏差値を自分の学力と思ってはいけません。ある試験で偏差値が高くて判定が良かったら「これが本番だったら合格だったのにねぇ」と気持ちをぐっと引き締めてください。決して君の第1志望校での得点力ではありません。偏差値高くとも、共通テストで得点できなければ、かすりさえもしません。

共通テストトレーニングを「1巡」「2巡」「3巡」のステップで始めるのはこんな経験に基づきます。今から始めてください。

Sさんを超える努力をしたら青春思った通りになります。知ったかぶりで君に助言する誰かを「見返してやりなさい」。数値化できない君の熱意で未来を拓きなさい。

追伸
共通テスト過去問トレーニングは、塾のclassroomの次のタブにあります。

2021年8月7日土曜日

atama+の短期目標、課題設定を細やかに。


竹下数塾の生徒さん、保護者さま

写真は8/6金、小中学生中心のST時間帯(16:00-18:30)の様子です。彼らの1/3は atama+を2巡3巡し終了。それぞれの目標にそった教材で巡回学習しています。

atama+を活かそう。短期目標課題設定、週1回から週2回へ。

atama+の 定額使い放題、自宅でも学習可能 の2つの利点が活かすために、夏休みから短期目標の課題設定を週2回、半週ぶんずつ行っています。

目標は「完成単元数の増加」です。〆切を1回増やして、学習のペースを日々偏らせないことで、1週間あたりの学習量を増やせないか試しています。

保護者さまに「課題設定、完成報告の連絡」をお願いしています

お子さんの課題完成は、報告をいただいてから竹下は点検します。保護者さまのご協力をお願いします。

「学力の経済学」

「勉強を見ている」または「勉強する時間を決めて守らせている」という、親が自分の時間をなんらかの形で犠牲にせざるを得ないような手間暇のかかるかかわりというのはかなり効果が高いことも明らかになりました。」

とあります。このひと手間で交わす語らいで、保護者さまの応援する気持ちをお子さんに伝えてください。

日曜と木曜はお休みですので基本的に設定はしません。次の日の設定になることもあります。

全日程フリーは毎日設定。

全日程フリーの皆さんは、私が親御さん代わりに声をかけます。ご安心ください。笑

入室したらまずatama+に取り組むことを推奨、毎日一定量を完成しています。

ある高校生は、物化英の3教科を1単元ずつ3単元1セットで進めてきました。今は1日に2セット=6単元ずつ進むのが普通です。

ある高校生は、8月でatama+を終了させようと、未履修単元をすべて短期目標に設定し1日数時間1教科に費やしています。

「化学が大幅に成績アップしました!」と高3が知らせてくれました。一人一人勉強の仕方は違います。それを認めながら、調整し、支え、やり抜かせる。そんな習慣があとに続く勉強に活きてくると考えます。

学習の目的は「マスター」

atama+では、間違えず問題を解いて「合格」です。でも私はその先にある「マスター」を目指させたい。マスターは、そのレベルならいつでも間違いなく正答する状態。1+1=2なら小学生もマスターしていますね。

マスターには反復がかかせません。atama+で章全体を合格したらリセットして再履修させます。2巡めは当然進度が早い。

「3巡4巡すれば誰だってマスターできるよ」と遠い先に目標を置く。反復するのは当たり前。失敗から学ぶ。そんな生徒が、竹下数塾には身近で頑張っています。