「聞く」と「見る」では大違い
なぜ行くのか?「聞く」と「見る」では大違いだからです。大学を偏差値ランキングだけで比較するのは、(君が・保護者さまが・先生が・竹下が)大学を知らないからではないですか?
保護者目線
5.26(月)、横浜市にある神奈川大、横浜市立大・関東学院大を訪れました。
横浜駅の1日の利用者数は約90万人以上。博多駅約40万人の2倍以上。都会にいると歩きますね!距離感を測るため、バスの区間を歩いたりしましたが、通勤通学便利です。下の動画をご覧ください。
私は保護者目線でキャンパスを見てまわります。
- 「卒業までの4年間、子どもはどんな環境で勉強するのだろう?」
- 「どんな学生さんたちがいるのかな?」
一番わかりやすいのは学食です。だからランチタイムに伺います。
自分がここに居ても、全然おかしくない!
そう君に感じて欲しいのです。
さて、3つの大学を訪れた理由は・・・
神奈川大学
横浜赤レンガ倉庫やベイブリッジから徒歩圏、観光地のど真ん中にあるのが神奈川大学みなとみらいキャンパスです。
今まで宇都宮大・福岡女子大、津田塾大に合格する学力の高3生3人が、神奈川大学の給費生(奨学金)試験を受けました。一般合格は可能でも給費生には届きません。
どんな大学だろう?興味がありました。

徒歩圏にこの風景がある。
なんと神奈川大の奨学金は4年間で920万円、返還不要!2025年度は296名に給付!!
理・工・建築・化学生命・情報などの学部の場合、
- 給付額:
- 授業料:155万/年
- 自宅外通学者:70万円/年
- 計:225万円/年 × 4年=900万円
- 入学金:20万円
- 合計:920万円(返還不要)
なんと920万返還不要。私が10代だったら受験したい!笑 10代をこんな都会で過ごしたかった!!。
神奈川大学のベネッセの偏差値は高くありません。合格はします。ただし給費生の学力は別次元です。
横浜市立大
横浜市立大も毎年のように誰かが志望大にかかげます。でもまだ合格者がいません。口加高校教諭時代の生徒さんが長崎大医→ハーバード大留学、そして横浜市立大医学部の准教授だったこともあり興味がありました。
関東学院大
塾にはラグビーやっている生徒さんが5名います。関東学院大はラグビーで有名です。横浜市立大から徒歩圏にあるとわかり、足を伸ばしました。
感想
私は子ども3人を関東の私立大学へ送り出しました。
教員を辞め、退職金を学費に充てましたが、あっという間に底をつきました。きつかった、正直。
私立大学の年間授業料は、理系で150万円、文系でも100万円を超えます。
一方で、国公立大学なら年間55万円ほど。理系であれば、4年間で400万円以上も学費を抑えることができるのです。
だからこそ、神奈川大学の「返還不要の給付金920万円」は本当に魅力的。本気で対策すれば、きっと給付金を獲得する人は出てきます。
進学にはいろいろな価値観があります。
背中を押してくれる存在がいれば、どんな大学であってもぜひ行ってほしいと思います。というのも、応募条件が「大卒」求人には、「高卒」ではそもそも応募できないからです。
以前、元生徒さんがこう教えてくれました。 「システムエンジニアの職場で、難関大卒の部下のほうが、自分より高い給料をもらっている」と。彼は専門学校卒で、上司という立場でありながらも、学歴による給与差を痛感していました。
大学で学ぶことは、面白いと思うこと好きなことの延長であってほしい。
「探究心」が必要だからです。受け身ではもったいない。
都市部の大学には、地方の大学よりも多様な人材が集まります。
大学のレベルに関係なく、面白いことをしている学生は必ずいる。
そういう人たちと出会い、自分を広げ、進化させていってほしいと願っています。
あり得ない <受かったらラッキー>「総合型選抜入試」
総合型選抜入試が誰にでも可能性があるように、ある高校が安易に勧めることに違和感を感じます。
社会人入試で一橋大大学院に進学した私の長女は、「アドミッションポリシー(大学や学部・学科がどのような学生を求めているか、その入学者受け入れ方針) を自分が満たしていることを厳密に示さなければならない」と塾生にアドバイスしました。だから、オープンキャンパスに参加し、大学の先生や生徒さんと交流し自分とのマッチングを確かめるのです。自分の高校生活をアドミッションポリシーに基づいて語れるか、振り返ってください。オープンキャンパスは振り返りの参考になると思います。
私立大の6割が定員割れです。総合型入試や推薦入試など「年内合格」可能な制度が、入学者の早期確保を目的した大学もあるでしょう。適切な大学を滑り止めに設定すれば必ず進学できます。心配することはありません。
勉強しなければ合格はあり得ない。
オープンキャンパスに参加して、君が行動してくれることを私は期待しています。
オープンキャンパスに行こう!
7月から8月前半にオープンキャンパスが集中して開催されます。お目当ての大学をぜひ訪ねてください。