習慣化するまで導こう。
子供たちは尊く、強く、正しく、清く生きるということを求めています。ただそれが具体的にどうゆうものなのかとは一つ一つを周囲の大人が導く、教えてあげることが必要です。判断の基準がないと「断定する」ことができない。
塾には決まり事があります。例えば、算数・数学や英語ノートの合理的な配置、日付○×、間違いは何かポイントは何かなどのメモを書く----。これが私の塾での積極です。
学力が高い生徒はこの合理性にすぐ気づきます。毎回注意が必要な生徒もおります。なんでできないのかではなく、習慣化するまでつきあわなければなりません。尊く、強く、正しく、清く生きるもそうやって大人が導かなければならないと考えます。
かける言葉は気分明るく朗らかに。
「今勉強しなかったら後悔するぞ」と注意します。でも効果は余り感じられません。失うものが多い。私は塾で「この頃勉強した人はね、こんなにいいことがおこったのだよ。」と具体的な例で説明するよう心がけます。ちょっと表現を変えただけで希望というメッセージを伝えられるかもしれません。
必要なのはきっかけです。大人たちは勤めて気分明るく朗らかに、生き生きとして応援することを忘れないようにしましょう。
「言ってもムダだな」「情けない」「どうにもならん」とか、先生は教室で言っちゃだめですよ。夢がない。誰もその先生に期待しなくなる。「一緒に頑張ろう、応援しているよ」とたくさん声をかけてあげましょう。ありがとう、感謝します、をマクラコトバにすると、そのあとに「困った」「弱った」など消極的な言葉は続きようがありません。
寝いる直前まで歴史の教科書や単語集を覚えながら寝る。朝起きて復習する。そういう暗記「法」をアドバイスしてきましたが、この本を読んでちょっと変更。「肉体は活動するための道具」「心は思う仕事をする道具」。疲れたな、と思ったら勉強は忘れて、お風呂に入ると同じ気持ちで、心の中をお掃除して眠りにつかせたいですね。