3回に1回成功しても、手品とは言いません。10回やったら10回成功しなければいけないのが手品です。
手品師になろうとしている人は、あるトリックを練習して、10回連続して成功したら、練習1回とカウントするのです。
わかったつもりになっていたけれど、やってみると「あれ、これはどうだったけ」と、もう1回確認する作業が発生します。これは手品でいう「失敗」です。
試験に通る人は「ああ、そうか。それで間違ったのか。もう1回やってみよう」と言います。
この「もう1回やってみよう」が大切なのです。手品には失敗は許されません。
| 中谷彰宏さん「高校受験すぐにできる40のこと」より抜粋
受験では「間違わない」が正攻法。解ける問題はすべて正解する、それが合格への最短経路
どうしてそんなに速く解けるの?
生徒さんの長大附属小6 Tくんがラサール中の算数問題をものの1分で解きあげました。
竹下 : 「凄い!どうしてそんなに速く解けるの?」
Tくん : 「だって、この問題5回めですから」
それこそ手品を見ているようでした。
理解したあとで5回も繰り返せば「百発百中」。
この1冊に集中して反復してマスターしましょう。