2017年5月4日木曜日

「脳科学にもとづく勉強法」自分の勉強を点検しよう。

◆脳科学にもとづく,成果が得るための勉強法。


竹下数塾の「1冊の問題集を、繰り返す。」という学習スタイルは脳科学に基づいた学習法です。大学に合格するには過去問研究など地味な学習をコツコツと続ける必要があります。

私の仕事は、
目標達成に「must(必要)な学習」を繰り返してマスターさせる。
この点において、子どもたちを支えることです。

塾での様子、課題の消化状況、課題の負荷に対する反応、言動などから、偏差値では見えない学力・適性など可能性を見極めることにも注意を払います。

学習の結果を出せる皆さんに共通するのは次の3点+1点です。

①計画を立てる。繰り返し学習する。
②解くことに集中する。
③結果がでるまで続ける。

加えて

④脳科学に基づいた学習かチェックする。


脳科学にもとづく学習とは、結果を出している人ならだれでもやっている昔からある学習です。
例えば、最新脳科学が教える「高校生の勉強法」(池谷裕二著 東進ブックス2002年初版)
には、海馬の性質を考えた、もっとも効果的な復習プランを紹介しています。p54

学習した翌日に、一回目
その一週間後に、二回目
二回目の復習から二週間後に、三回目
三回目の復習から一カ月後に、四回目        

そりゃ理想だよ、忘れた頃に繰り返せば記憶も定着するでしょう、と言いたくなりますね。繰り返しは、結果を出している人たちは大昔から当然のようにやっていることです。

脳科学は「そうしないと記憶はなかなか定着しないよ」と示してくれているのです。

例えば、英単語を5回ずつ書いてくる宿題。この宿題の目的はなんでしょう?
覚えてくることだと思います。5回書いて覚えられますか?
むしろ一週間後、四週間後、八週間後に、テストし繰り返すほうが合理的だと思いませんか?

先生の仕事は宿題を出して、点検し、評価することです。勉強できるできないにかかわらず、誰にでも公平で、点検しやすく、評価しやすい宿題を出します。覚えているかどうかはテストで評価します。テストで得点できないときに、それを克服するのはあなた自身の問題なのです。

高校生が訂正ノートを作るときに解説を写すことを勉強と考えている人がなんと多いことか!写すのは作業です。写すことで理解する、理解が深まることはありません。

 解説を熟読する
→理解できないところを把握する
→説明を受けるなどして理解する
→答案をノートに再生する

成果がでる学習とはこのような過程をたどっています。

脳科学的に「繰り返す、続ける」は学習の成果をだすための必要条件です。それには意志の力、なぜ勉強するのか目的、目標も要るでしょう。あなたの勉強する目的は「よりよい人生を生きる」ことではありませんか?今の自分を振り返ってみませんか?