2020年8月16日日曜日

共通テスト準備|リスニングを鍛えよう

共通テストでリスニングのウエイト大

ユメタン著者キムタツさん木村達哉さんからアドバイス。(出典:塾と教育第92号)

「共通テストがセンター試験に比べて大きく変わったのは、リスニング問題が大きなウエイトを締めることです。しかも、文章量が多く、問題を読み上げる放送は1回しかありません。塾や学校の先生方は生徒さんにしっかりとリスニングの指導をする必要があるのです」

英検3級レベルから1/4、準2級レベルから1/3

 

高1から共通テストを意識したリスニング

教室で共通テスト、私立大・国立大2次試験に向けたリスニングを学習ができます。

  • 英検3級レベルからスタート
    • ①基礎 14レッスン×20分 英検3級~準2級レベル
    • ②実践 10レッスン×20分
    • ③試行テスト 2回×30分
    • ④センター過去問など 12回×30分
  • 1回15分から30分
  • 教室での学習開始時のウォーミングアップやちょっと気分転換時に学習。
  • 進み方を竹下が支援。
  • すでに教室で始めています。学習者は自己評価を報告します。(下写真)

8/10-14の5日間で多くの高校生が学習を始めました。(次表)

 

リスニング学習の仕方

「返り読み」しない
木村達哉さんからアドバイス。(出典:塾と教育第92号)

「リーディングの解説を本来なら左から右へ読むべき文章を右往左往しながら、スラッシュを入れたりして和訳している先生がいます。これを『返り読み』と言います。英語に慣れた人は不定詞や関係代名詞に関係なく左から右へと読んで理解します。リスニングも同じです。耳に入った順番に理解するトレーニングを積むことがまず重要です。」

耳に入った順番に理解するトレーニングを積む

「ディクテーション」

流れる音声を書きとる「ディクテーション」が有効である。どこが聞き取れなかったかを文字によって”見える化”する。

「オーバーラッピング」「シャドーイング」

聞き取れない英語を聞き取れるようにするトレーニングは「何度も何度も音読してネイティブの発音を真似ることだ」とし、英語の音声に自分の声を重ねる「オーバーラッピング」音源の後1~2語遅れて、影(shadow)の様に音源通りに声に出して追っかけていく「シャドーイング」を繰り返すうちに英語の耳になってくる。

「リプロダクション」「バックトランスレーション」

「リプロダクション」は英語の音声をながし一時停止、聴いた英文を自分の口で再現するトレーニング。「バックトランスレーション」は日本語の文章を読んで、英語にして口に出す方法。

一定の学習量を超えると効果が表れる。

トレーニングを毎日、繰り返して英語を刷り込んで下さい。刷り込んだ量が一定の線を超えると湯船からお湯があふれるように、英語で書く力も話す力も湧き出てくるはずです。

リーディング力を鍛えると英語力全体が伸びてくる

右から左、下から上へと『返り読み』をすると膨大な時間がかかる。「構造分析」の勉強はリーディングの準備であり、高1で卒業。大学受験を目指した高2,3は筆者が何を言いたいのかを理解しながら長文を読みことが大切です。

一段落を一気に読み終えるまで息をしない

これが「返り読み」せずに左から右へと目を動かす練習となりリスニング力を向上させる。

一段落ごとにメモする

何が書かれていたか、その段落の最後に自分の言葉で簡潔にメモをすることです。この作業を段落の数だけ繰り返せば、長文は難しくありません。高2,3はゴールをここまでに設定して勉強しましょう。

中1から高1までの初期段階の復習を。

長文を読んで、知らない単語が出てくるたびに辞書で調べて意味を覚えること、その上でCD音源がついた教材で、長文を繰り返し音読することも重要です。「バックトランスレーション」はリーディング力を高めるのに有効です。